静けさと彩りと

*そふぃーの森*

眠っている時には、よく夢をみます。
昔は色の無い 白黒のようにみえましたが
いつの頃からか カラフルにかわりました。
色がはっきりした頃から 視点も変わり
自分自身の視点や、夢が映画のようで
俯瞰するように眺めたり、
その両方の視点で同時にみえたりします。

ある期間は、見知らぬ同じ人物に何度も逢い
わたしは、なぜか夢だと解ったうえで
質問したり 話の続きを促します。
その人は、わたしをよく知っているらしく
重要らしき事をこっそり教えてくれるのですが
解ることと 全く解らないことがあります。

その人たちは皆 自己紹介までしてくれ
つじつまの合わない不思議さと現実味がある
予想外の展開で 起きると忘れていたりする
夢らしい夢をみせてくれます。



決まっている夢もあります。
それは、亡くなった方が現れる夢。
夢に現れる死者は何も言わず
絶対に目を合わせない
これだけは変わりません。
わたしの夢の中では、接触すること自体が
禁じられていると察してくれ、という
非常に厳格な態度で こっそり現れます。
夢なのに、こっそり来てくれてありがとう
と 夢での再会の度に感謝します。

何かを伝えたがっているようですが
わたしには直接何も言ってくれない。
けれど内容ははっきり伝わって
あの事なのね……と具体的に解ります。

言葉を発せず、触れた感覚も現実とは違い
あの世の伝達方法はテレパシーらしい と
夢のわたしも 目覚めたわたしも理解し
そちら側の方法に合わせて(?)います。
夢ですから、思い込みかもしれませんが。


身近な祖父母の夢が多いのですが、
先日は 昨年亡くなった大切な方が
初めて夢に現れてくれました。
見覚えのある手で、わたしの両手を
しっかり握っています。
彼女は何かを伝えなければと緊迫していて
目覚めて、あぁ……この事かしらと想い
キャンセルした予定を戻す事にしました。

わたし自身、長期間とても迷っていて
どう決めても気持ちが晴れず
決断出来ずにいた事です。

たぶん、彼女なら
キャンセルという逃げるような選択を
許さないだろうと想像しました。
その方に関わりのある分野なので
出来るなら相談したいと何度も思い
背中を押して欲しかっただけかもしれません。



結果はこれからです。
突然予定を戻したので、準備が大変ですが
その大変さが楽しく感じられます。
……逃げなくて よかった
今はそう思いながら 久々の緊張感と充実感を
味わっています。



~いつも頼りにしている 大切な存在へ~

sophie