静けさと彩りと

*そふぃーの森*

わかる人には わかる事

懐かしい人と久しぶりに
言葉を交わしました

文字通り 文章というより
幾つかの言葉
そんな程度のやりとりです


一度わかり合えた相手というのは
幾度となく すれ違っても
その間に何かしらの経験から学び
すれ違いのもとを埋める術を
無意識に探し続けているのかしら

すれ違ったと思い込んでいるだけで
「ちょっと離れたら?」
なんて 神様が決めただけなのかしら


この人とは一生支え合うかもしれない


何度離れかけても 何かを察知し
救いの瞬間と方法を互いに心得ているなと
不思議に想う事が続くのです
求めても求めていなくても


お互いに余計な事は言わず
特に聞こうともせず
気を遣おうと考える間もないのに
連絡をとるきっかけがやってきて
突然 言葉を交わす事になり
悔しい程的確に
心の安心スイッチを押されました

他愛のない 唐突なやりとりを済ませ
そして クスっと笑ってほっとする
その時に 相手は察していたのだと気がつき
さすがだな…と想います

何人か そのような存在がいるからこそ
避けられない苦痛が
一瞬和らぐのかもしれません

『時薬』という表現がありますが
誰かのあたたかさがあったうえで
時間という概念が役に立つ
そういう相乗効果なのだと思っています


わたしの親友や 妙な縁のある人々は
どこか自分と似た感性を持ち
なぜかわたしに対して
ここぞという瞬間を決して見逃しません

わたしも無意識に 救うべき時を感じ
アクションを起こしているようです


自分らしくあろうと覚悟さえすれば
何にも変えがたい安堵感を得られ
より心地よい場が広がります

お互いが『時薬』の効果を
強める存在で あり続けますように


sophie